試写を観る | 土方美雄の日々これ・・・

試写を観る

今日は業界紙の出張校正日なので、上野にある印刷所へ行き、紙面の校正作業。とはいっても、昔のように手書きの原稿を入稿するわけではなく、テキストで入稿するので、もっぱら紙面がキチンと割り付けられているか、見出しや地紋、写真等は指示通りかを確認するのが主。むしろ、一番重要なのは広告原稿の確認だ。業界紙の主な収入源は広告なので、これを間違えてしまったら、どうにもならない。とはいうものの、こちらもデータの入ったMOデスクでの入稿が最近は主で、間違えようがない。手書き原稿を職人が活字を拾って組んでいた時代とは雲泥の差で、楽だ。

午後2時過ぎに校了。地下鉄を乗り継いで、急いで築地にあるソニーピクチャーズの試写室に向かう。10数年前に第1作がつくられたトム・ベリンジャー主演の「山猫は眠らない3」の試写を観る。米軍のスナイパーを主人公にした戦争アクション映画だが、主演のトム・ベリンジャーはもう50代後半の年齢。今回の舞台はベトナムだが、町中に「セブンイレブン」があったり、黄色い衣をつけた坊さんがあるいていたりと、どう見てもタイで撮ったことがありあり。看板等は目立つところはベトナム語のものを掲げてあったが、遠目にはタイ文字の看板もありました。それからホーチミンという設定なのに、出てくるベトナム人の多くが三角錐の菅笠をかぶっておりました。最近、よっぽど地方に行かないと、菅笠をかぶった人にはお目にかからないんですけど・・・いろいろ、茶々をいれましたが、ドラマとしてはよく出来ていました。ハイ。