「キラー・ナマケモノ」 | 土方美雄の日々これ・・・

「キラー・ナマケモノ」

一応は、ホラーなんだけれども、ナマケモノはもろ、ぬいぐるみです。動いているというより、瞬間移動してるだけ(笑)。

もう後がない、大学4年生のエミリーは、女子大生中、カースト的には最下層で、サッパリ、人気のない女の子。どうしたら、人気が出るかと、あれこれ、考え中。そんな中、怪しげなペット業者から、ナマケモノを飼えば人気が出ると教えられ、その気になってしまったのが、運の尽き。フツー、飼わんでしょう、そんなもの。

ところが、その「アルファ」と名づけた、ナマケモノを飼い始めた途端、何故か、人気が急上昇し、カースト最上位のブリアナに対抗して、ナマケモノを寮のアイドルに・・を公約に、寮か何かの会長選挙に出て、見事、当選してしまう。

ところが、このナマケモノは、殺人鬼だったので、さぁ、大変という、バカバカしいお話です。しかも、このナマケモノ、CGですらなく、誰が見ても、ただのぬいぐるみだし、しかも、ナマケモノだというのに、スマホを操作したり、車まで乗りこなすという、チョー能力の持ち主。かくして、バカな女子大生たちは、次々に、ナマケモノの鋭いかぎ爪で、引き裂かれていくのであ~る。

わずか、93分の上映時間だというのに、途中で、完全にあきてしまうし、スリルも、サスペンスも、へったくれも、ない。とてつもなく、つまらない映画。完全に閑古鳥が啼く場内にいた観客は、わずか、数人。もちろん、その中の1人が、かくいう、この私。いかにつまらん映画だったかを、自慢したい人には、好適な作品です。