土方美雄の日々これ・・・ -791ページ目

まともに仕事をする日もあるんだよ、関口くん

ある方のブログを訪問して、「コメント」させていただいたことだが、映画は2、3・・と続けば続くほど、ドンドンひどい出来になっていくものが確かに多いけれど、では1作めからひどい出来だった作品の2、3・・はどうなのだろう?女エイリアンの子作り奮闘記??みたいな「スピーシーズ」はひどい出来の映画だったが、その後「スピーシーズ2」が出来て、これまた輪をかけたようにひどい出来。目下、「新宿ピカデリー4」(これまた超マイナーな劇場ですが)にて「スピーシーズ3」が公開されているが、さぞやその出来映えは・・と心躍るものがあるが、今日は残念ながら観に行く暇もないほど、仕事で終日、走り回った一日だった。

何日か前のブログで「○○だよ、関口くん」と書いたら、当の本人から、オレは関口じゃないぜといわれたが、これは「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口くん」という「うぶめ(すみません、どう書くのか忘れた)の夏」のキャッチコピーのもじり。えっと、「うぶめの夏」というのは、近日公開予定の京極夏彦さんのベストセラー小説の映画化作品です、念のため。

仕事のあと、ある会合にちょっと寄って、それからとある場所に行くつもりだったのに、ちょっと寄ったところで撃沈。すまん、すまん。たった今、何とか家に帰り着きました。


今日は一日、家にいて・・

何でこんな時間にブログを更新しているのかというと、今日は雨だし、一日家にいて、仕事をしているからだ。ライターの仕事は別に○○や早稲田にあるオフィス(○○にあるオフィスは、目下、私の主な収入源である業界紙のオフィスで、早稲田にあるオフィスは個人用の共同オフィス)にいなくとも出来るし、家や喫茶店などで書くことも多い。事実、○○にいる時も、パソコンを持ち出して近くの喫茶店で原稿を書くことが多い。幸いその喫茶店はいつもすいていて、パソコンを持ち込んで1、2時間仕事していても、嫌な顔をされることもない。ただ、いつもすいているということは、とりもなおさず、儲かっていないということで、つまり、いつつぶれてもおかしくないわけで、何とかつぶれない程度に人が入って欲しいものだ。身勝手ですが・・。

今日、書いている原稿は気楽に書ける内容のもののため、バックグラウンドミュージックにキューバのソンやトローバなどをガンガンかけている。

夕方からは会議と飲み会に出掛ける予定。

ベトナム屋台料理

今日、昼近くに仕事で銀座まで行ったので、数寄屋橋近くのビルの地下にある、お気に入りの屋台風タイ料理店へ行ったら、隣りに「ラ・スコール」というベトナム料理店が出来ていたので、ついつい浮気心が起きて、こちらに入る。昼のメニューはフォーやブンなどの麺類と定食数種類のみだが、夜のメニューは結構充実していそうで、夜に来るのが楽しみだ。ブン・ボー(中部のフエなどでよく食べられている麺で、辛口のスープが特徴)のセットを頼んだら、揚げ春巻き2本と、小ライス、シロップ漬けのランブータンがついてくる。味も激ウマとまではいえないが、ソコソコの味。

ついでに数寄屋橋阪急の中にあるHMVに寄ったら、YUIのセカンド・シングルが出ていたので、購入。YUIは福岡出身の、まだ18歳のシンガー・ソング・ライターで、セカンド・シングル『TOMORROW'S WAY』は今夏公開予定の映画『HINOKIO』の主題歌にも採用されている、期待の大型シンガーだ。あぐらをかいて座り、ギターを弾き語りする独特の歌唱は、確かに新人離れしている。ラテンのコーナーにも行ってみるが、コーナー自体が一段と縮小され、これといって食指の動くものがない。

仕事を終え、家に戻って、YUIのシングルを聴いた後、何の共通項もないが、久しぶりにタリアを聴く。

え~、ザ・リング2の話です

このブログには連日、映画の話ばかり書いているので、最近、電話で話した友人にずいぶんと暇なんだな、もっと仕事をしろよと、いわれた。別にそれほど暇ではないし、ソコソコ仕事もしているし、睡眠時間は平均して4時間くらいしか、とっていない。映画を観るのは私にとって、数少ない息抜きだし、結構、日々の活力の素になっているのだよ、関口くん。

と、いいわけしつつ、『ザ・リング2』の話です。結論からいえば、中田秀夫監督は馴れないハリウッドで結構頑張ったと思うが、シナリオを書いたのがアメリカ人だからしかたがないといえばしかたがないが、母親の強い愛が悪霊となった貞子、じゃなかったサマラから、ひとり息子を取り戻すというストーリィは、いかにもアメリカンなテイスト。結局、正義が勝つみたいな話だから、その分、中田監督の本領である真綿で首を絞められるような怖さが、スクリーンからこちらにあまり伝わってこない。貞子、じゃなかったサマラも、あの『呪怨』の伽椰子を観た後では、いかにも迫力不足です。リメイクに際して、あくまで日本での撮影にこだわり、ジャパニーズ・ホラーのテイストを守り抜いた清水崇の作戦勝ち。でも、中田監督にはハリウッド進出第二弾となるタイ製ホラー(正確に記せば、タイ・香港合作)の大傑作『ザ・アイ』のリメイクで、頑張ってもらいたい。


実家に日帰りで戻る

今日は日帰りで、実家に戻る。実家のある場所は以前、「横浜ドリームランド」というテーマパークがあったところの近くだが、「東京ディズニーランド」が出来てからは斜陽の一方。ついに数年前につぶれて、その広大な敷地は今はほとんど更地になっている。何でもいずれ、そこには薬科大学が出来ることになっているというが、まだその建設は始まっていない。更地といったが、その一角には「エンパイア・ホテル」という名の超高層ホテルと鹿のいる「春日神社」だけは残っていて、前者は完全な廃墟、後者は一応、細々と営業?を続けている。近くには「ドリーム商店街」というアーケードもあったが、こちらはドリームランド廃園以前に、そのほとんどが店を閉めた。

我が実家の近くにも「○○商店街」というのがあったが、営業しているのはわずか1、2軒のみ。近くには当然、コンビニもなく、歩いて十数分のところにソコソコの規模の生協があるのみ。一応、横浜市内とはいえ、交通の便も悪く、若い人はドンドン去り、住む人も町も、老朽化している。

ひとり暮らしの母も、元気とはいえ、もうすぐ80だし、いずれ戻らねばならないと思うが、何だか気が滅入る、そんな町だ。

バットマン・ビギンズにすべり込みセーフ

起きてすぐにパソコンに向かい、仕事がようやく一段落したのが、午後8時過ぎ。その間、食事もせず、ペットボトルのお茶を2本飲んだだけ。

大急ぎで近くのシネコンに向かい、『バットマン・ビギンズ』の最終上映に、かろうじて間に合う。シネコンは売店で売っている食べ物以外持ち込み禁止だし、売っているのは飲み物と、一度食べたが激マズのホットドッグにポップコーンくらいなので、コーラだけ買って、急いで中へ。『バットマン・ビギンズ』は単独作と考えれば合格点をつけられる出来だし、主演のクリスチャン・ベールも思ったよりよかったが、ティム・バートン監督の1・2作にはあった、おもちゃ箱をひっくり返したようなバカ騒ぎと、しかし、その中からにじみ出て来るような(バットマン、敵役双方の)悲しみの感情がない。たたみかけるようなテンポのいい演出とこれまでにないスケール感はさすがだし、リアルでより万人向けの仕上がりで、ヒットはするだろうが、私は探せば結構粗の目立つティム・バートン版の『バットマン』の方が、やはり好きだ。

映画が終わってから、シネコンと同じ敷地内にあるマクドナルドでようやく、今日、最初にして最後の食事。

完全復活とはいかないが・・

今日も昨日に続き、午前中は医者へ行く。本当は昨日、まとめて2軒はしごしたかったのだが、今回は仕事の都合で別々の日になった。昼にオフィスに寄ったら、刷り上がった6月15日号が届いていたが、6月5日号はまだ出来ていなかった。こちらがいくらジタバタしても、年2回あるその特集には別に担当者がいるので、どーにもならない。とりあえず、6月25日号(月に3回発行)の準備に入るが、まさか、いくら何でも、その前には出るよなぁ・・。

検死官シリーズでお馴染みのパトリシア・コーンウェルの初のノンフィクション『真相(上・下)』(講談社文庫)を読み始める。あの「切り裂きジャック」は誰だったのかを検証した作品で、正直いって、あまり興味がなかったので、単行本で出た時は買わなかった本だが、独自の取材チームを組み、高額なDNA鑑定を行うなど、取材費に7億円を投じたという触れ込みの作品。それだけの取材費を投じても、印税で十分回収出来るんだから、さすが、アメリカのベストセラー作家はスケールが違う。

体調はイマイチだが、昨日よりは少し元気が出てきたように思う。明日からは待望の『バットマン・ビギンズ』と『ザ・リング2』も始まることだし、早く仕事を片づけなければ。

疲れた×3

午前中は業界紙の降版作業。降ろしたのは6月15日号だが、実は発行日からもすでに10日が過ぎたというのに、6月5日号がまだ出来ていない。ある方にお願いしている特集記事実に11頁分がまだ出来上がっていないからで、購読者のところへは6月15日号の後に、6月5日号が届くという前代未聞の事態になる。責任問題が生じるかもしれない。

午後からは医者へ行き、1時間以上待って、診察時間はほんの2、3分。それから会計を済ませて、薬が出るまでに、また1時間近くかかる。診察はいいから、薬だけくれぃ。その後、ちょっと一休みのつもりで入った喫茶店で、1時間あまり爆睡。オフィスに戻るが、ソファでまた小1時間、爆睡。疲れ切っていて、何もする気が起きないので、途中で食事をしてから、家に戻る。TVで「アタックNO.1」を観てから、仕事をしようと思うが、今日はその気力がない。

そして、もう寝ようと思いつつも、パソコンを開いてしまった。つくづくバカだなぁと、そう思う。まぁ、これ以上、うだうだ愚痴を書いていてもしかたがないので、今日はここまで。

人形を飾る

人形作家の西村正臣さんから購入した、「アステカ・カレンダー」をモチーフにした2体の人形を飾るため、本の整理をする。何で人形を飾るのに本の整理が必要かというと、西村さんの人形は半立体で、壁等に掛ける必要があるからだ。ところが、私の2DKの賃貸マンションは書棚からはみ出し、至るところに積み上げられた本の山で壁という壁が埋もれていて、そればかりか、人がやって来ても座っていただく場所を確保することすら困難な有様なのだ。まずは壁の一角を露出させると、以前、いただいて飾っていた、何を書いてあるのかさっぱりわからない立派な額に入った書が、何年かぶりにその姿を現した。何でも二科展だか何だかで何度も特選に入ったこともある有名な書家の書だそうだが、まさに猫に小判、豚に真珠状態で、本の山の後ろに、永年見る者もなく埋もれていたのである。その隣りに、「骸骨婦人」と「ナウイ・オセロトル」の人形を飾り、一軒落着。でもそのために崩した本の山は別のところにまたさらに高く積み上げられただけで、大きな地震が来たら、たちまち大崩壊して、私はその下敷きになって死ぬだろう。いや、その前に床が抜けるか・・。

深夜、借りていて、結局、見る時間がなかったレンタルビデオを返しに、ツタヤまで行く。

時代の流れ

一昨日はメキシコ学勉強会で帰宅が深夜になったため、昨日は朝からさる理由で九段坂周辺に張りついていたため、ブログを更新出来ず。

午後、取材で人と会う予定が、先方の都合でドタキャンになったため、映画を観る。観たのは『戦国自衛隊1549』。半村良の小説を元に映画化された『戦国自衛隊』のリメイクだが、新作は『ローレライ』や『亡国のイージス』で知られる人気作家福井晴敏が、新たなストーリィで書き下ろした原作に基づくもの。この福田晴敏という男はいわゆるニュータイプの右翼で、実は生理的に全然受けつけないタイプの作家なのだが、以前の『戦国自衛隊』とどこがどう違うのか、その点には興味があった。

結論からいうと、戦国時代にタイムスリップした自衛隊が圧倒的な戦力を有しながら、その戦国時代の厳しい弱肉強食の掟の前に無様に破れてしまうという前作に対し、新作では自衛隊は見事な戦略をもって圧倒的多数の敵を打倒、尊い犠牲を払いながらも、現代に堂々凱旋するのである。新作は、当然、前作ではなかった陸上自衛隊の全面的な協力を得て、迫力ある映像を創り出している。今や完全に「戦争の出来る国」へと変貌を遂げつつある現代日本に、まさにふさわしい作品といえるのかもしれない(これは皮肉です、念のため)。