土方美雄の日々これ・・・ -5ページ目

補聴器が壊れたッ!!!!!

昨日、Zoomで、200回記念シンポの会議をしていて、何か、左耳の聞こえが悪いなぁ・・と思って、電池切れかなと、新しい空気電池に入れ替えてみて、補聴器がまったく聞こえなくなっていることに、初めて、気づいた。電池の問題ではなく、補聴器の故障。でも、まぁ、右耳の補聴器は正常なので、何とか会議を乗り切り、今日、有楽町・交通会館内の、補聴器販売店へ。

分解して、点検してもらった結果、30分ほどで、ちゃんと、聞こえるようになった。要は、内部にまで入り込んだ耳垢で、補聴器が詰まった・・ということのようだ。恥ッ。そういえば、耳の掃除なんか、全然、やっていないし・・。

せっかく、有楽町まで来たので、同じ交通会館内の三省堂書店へ行ったら、2階が改装中で、1階のみでの営業。1階は雑誌に、文庫本、人気の新刊書がメインで、専門書等はすべて、2階だったので、1階は横切っただけ。文庫本等は、ほぼ毎日、品川駅ナカのブック・コンパスや、川崎・ダイスのTSUTAYA、横浜・ダイアモンド地下街の有隣堂等で、チェックしているし・・。

帰りに、品川の山手・京浜東北線のプラットフォームの外れに、ひっそりと、生き残っている立ちソバ店で、いか天そばを食べる。ジジイとおやじサラリーマンしか入らない、時代遅れの立ちソバは、今や、駅ナカのお洒落な飲食店からは、完全に排除されてしまって、プラットフォームの外れにしか、生き残っていないのである。ここのいか天は、(衣が)大きくて、一見、立派。でも、ほぼ、衣なんだよね(笑)。そばはブヨブヨだし、時代遅れの、やたら濃い、おつゆも、懐かしくって、時々、食べると、グッド。

ここの名物は、「品川丼」で、具のほぼない、貧相なかき揚げをのせて、濃い天つゆをかけた丼に、そばの出汁スープ&キュウリの漬物付き。早くて、安くて、マズイ。実は、マズイ、マズイといいつつ、よく、食べる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュンク堂で買った残りの本

昨日の午後、宅急便にて、到着。

 

松本弥「古代エジプト遺跡探訪 カルナク神殿 ルクソール神殿」(弥呂久、4400円)

エジプト本をずっと出し続ける、松本弥さんの出版社「弥呂久」から出た新刊。もうエジプト本からは卒業したつもりだったが、パラパラめくったら、とても写真がよかったので、ついつい、購入。

木村武史「死の神話学」(晶文社、2800円+税)

表紙の写真が、ケツァルコアトル像だったので、思わず、手に取った。岩崎賢さんの、「メソアメリカの〈死と生の旅〉の神話」も収録されていたので、買いました。世界各地の神話に描かれた、死の意味に関する論考集。

池田学画集「増補改訂版 The Pen」(青幻舎、5500円+税)

実は、旧版も、持っている(家のどっかに、埋もれてしまっているけれども・・)。新作を追加の上、書き下ろしのエッセイも収録。

岡真理「ガザとは何か」(大和書房、1540円+税)

2つの講演記録を緊急出版したもの。とりあえずの、ガザの入門書として、最適です。

 

 

「パレスチナに明日はあるのか GAZA七人の画家展」

28日の午後2時から、新宿のギャラリー絵夢で始まった「パレスチナに明日はあるのか GAZA七人の画家展」へ。

7人の画家の作品は、いずれも、沖縄の佐喜眞美術館で観たものばかりだが、この時期に、新宿で公開する意味は、とても、大きい。3時ころに行って、上條陽子先生にも挨拶し、少しでも支援になれば・・と、特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーンが、会場で販売していた、パレスチナの絵付き木箱を4500円で、購入した。ついでに、気は心で、子どものキャンペーンへも、1000円のカンパ。このくらいのことしか、私には出来ないので・・。

安藤二葉さんもお見えになられるとのことだったが、しばらく待ったが、お見えにならないので、帰ることにした。

3月30日(土)は午後3時から、上條先生と、映像ディレクターの原口美早紀さんとのトークショーがあるが、上條先生によれば、もの凄く、大勢来るので、来るなら、覚悟して・・とのことであった(涙)。

その後、家に戻り、Zoomで、7月の、ラテンアメリカ探訪通算200回記念シンポの、打ち合わせ。な、何と、2時間半もかかり、疲労困憊。もう、完全に、女性研究者主導で、とにかく、規模の大きなものになりそう。私の出る幕は、まったく、なさそうなので、それはなにより・・である。

「黄金町バザール 世界のすべてがアートでできているわけではない」

ようやく、晴れたので、「黄金町バザール 世界のすべてがアートでできているわけではない」へ行った。京急の日ノ出町で降りて、まずは高架線下の古書店「黄金町アートブックバザール」内にある、インフォメーション・コーナーへ。ここで、ヨコトリの連携チケットを提示し、黄金町バザールのパスポートと引き換える。ちなみに、黄金町バザールのみの単独パスポートは、1000円。6月9日までの会期中、何度でも、使えます。高架線下スタジオSite-Aと、竹内化成ビル5階にも、インフォメーション・コーナーがあるので、多分、そこでもパスポートの交換等は、出来るのだと思います(要確認)。

「黄金町バザール」のブースは、京急の日ノ出町駅と黄金町駅の間の高架線下を中心に、周辺エリアに点在するので、パスポートと一緒にもらった、マップを見ながら、回る。主なブースは、19カ所。

今回の「黄金町バザール」の特徴は、ひと言でいうなら、一昔前のような、まるで、学園祭のノリのような、お祭り騒ぎは、スッカリ、影を潜め、現代アートの展示会としての成熟度が、アップしたということだろうか。加えて、黄金町および黄金町バザールの歴史をふり返る展示等もあって、何か、生真面目なのだ。私には、それが、ちょっと、寂しい気も・・。

八番館でやっていた、グループ展「寄る辺ない情念」は、独自のチラシも制作して、いわば、黄金町バザール内の、ミニ展覧会の趣。そのチラシには、こうある。

「ジェンダー、セクシャリティー、移民・難民、スティグマ、ケアー、社会包摂、エコロジー、アートが題材にするテーマは、ポリティカルでソーシャルなものでいっぱいになった。くるりと向きを変え反対側を見渡してみれば、アートフェアや投資目的の作品を売買など、コマーシャルのマーケットは加速する一方だ」として、そこに「脱力感を覚えている自分に気づく」。

まさに、今年のヨコトリは、前者の傾向が、かなり、鮮明。それへの違和感の表明が、このグループ展にはあるようだ。なるほどね。

とまぁ、ザッと、回っての雑感。実は、まぁ~だ、展示が始まっていないブースも結構ある(実は、すべてのブースがオープンするのは、な、何と、4月の末!!!)ので、4~5月以降、もう1度、訪れましょう。

ところで、竹内化成ビルの5階と6階は、作品展示ブースではなく、アーティストグッズの販売ブースになっているのも、今回の新趣向でした。

でも、休憩する場所が、あまりないねぇ・・せいぜい、黄金町スタジオ内くらいなのが、ちょっと、残念。

 

 

 

 

久しぶりの池袋で、本を5冊ゲット&水口さんと話し合い

整形外科のリハビリを終え、水口さんと会うため、池袋へ。少し、早めに着いたので、ジュンク堂へ直行。本を5冊ゲットし、総額で2万円近くになったので、その内、4冊は無料の宅配サービスにしてもらい、帰りに読もうと、1冊のみ、持ち帰ることにする。持ち帰りにした本は、大垣貴志郎さんの「メキシコ 時代の痕跡と歴史認識」(行路社、1800円+税)。近代史の本。残りの4冊は、歴史書が2冊に、ガザの本、それに、大判の美術書。

昔は、1万円だったか、1万5千円以上だったか、買うと、4階の喫茶室のコーヒー1杯無料券もついてきたが、最近はつかないので、コーヒーは実費払い。

時間になったので、水口さん指定の待ち合わせ場所に向かうが、見つからず。そうこうしている内に、水口さんより、待ち合わせの場所、なくなっていたとの、ショート・メール。

7月に開催する「ラテンアメリカ探訪」の通算200回記念のシンポジウムと、その内容をブックレットにするための資金の一部として、とある団体の助成金を申請するための、水口さん作成の書類に目を通し、代表印を押す。助成金申請が通るか、否かは、わからない。多分、通らないのでは・・と思うが、そのことは、あえていわずに、黙っている。

シンポジウムは、ラテンアメリカのフェミニズムに関して。何人もの、女性研究者が、参加して下さることになっている。いきおい、話がドンドン大きくなってきて、かかる費用も、それにつれて、大きなものになって、ハッキリいって、ラテンアメリカ探訪の身の丈を、超えている。だから、助成金の申請なのだが、果たして、その首尾は???

池袋から、地下鉄・丸ノ内線で、東京駅まで出て、今度は、丸善へ。丸善と、ジュンク堂は、今は同じ会社なのだが、品揃えは違うので・・。

帰りに、品川で、九州とんこつラーメンを、食べる。替え玉ももらったので、お腹がはち切れそう。

 

 

 

仲のいい母娘に、ついつい、見とれて・・

今日は、黄金町バザールへ行くつもりだったんだけれども、生憎の雨。黄金町は、雨の中を、回る気がしない。エリア内にあるジャック&ベティも、「戦雲」は1時半の1回のみの上映なので、家を出たのが、1時少し前では、さすがに、間に合わない。それに、間に合う時間に家を出たとしても、上映館が極めて少ないので、かなり前に行っても、すでに満席かもしれない。

ということで、川崎で途中下車し、TOHOシネマズ川崎へ。「変な家」か、「デューン 砂の惑星 パート2」のどちらかを観ようと思っていたのだが、前者の次の上映回は3:40で、後者はさらに、遅い。しかも、3時間もの、超大作だ。で、「変な家」のチケットを購入して、約1時間半の、時間つぶし。近くのタリーズに入って、朝兼昼飯の、スパゲティ・ボロネーゼ&コーヒーのセット。ここのボロネーゼは、まぁ、ソコソコの味。「ビブリア古書店」の新作を、読む。

目の前に座った、母娘の仲のよさが、とても微笑ましくて、つい、魅入ってしまう。ウチの娘なんざ、口を開けば、私への文句か、不平不満だ。自立したいというので、どうぞ・・といったら、こぎれいなマンションと家具一式を揃えて、週に何度か、食糧を届けてくれ、ついでに、掃除もしていって・・という。そのどこが、自立!!!だ。

その、おそらくは、10代の娘は、席を立って、しばらくして戻ってきたら、席の後ろから母親の背中をつついて、サッと姿を隠して、母と娘で、大笑い。いいねぇ、あの娘とウチの娘を、チェンジしたいくらい。もっとも、娘は娘で、あの素敵なお母さんと、ウチのだめパパをチェンジしたいと、思っているかも???

映画を観終わったあとは、「餃子の王将」で、チャーハンに、焼き餃子2人前を頼んで、夕食。

明日は、午前中は、整形外科のリハビリ。その後、水口さんと会うため、池袋へ。せっかく、行くので、ジュンク堂へ寄って来よう。

 

 

 

 

 

「変な家」

とにかく、もの凄い人気で、土日はほぼ満席。今日、平日の昼間に観たんだけれども、やはり、ほぼ満席に近い状況でした。特に、春休み中で、若者がグループで、ドッと、押し寄せています。シネコンは全席指定席なのに、席取りでもめる人たちもいて、自分のチケットの座席番号すら、読めないんかい???

まず、いっておくと、雨穴さんが、ユーチューブで公開し、大人気になり、それをもとに、自らが書き下ろした小説も、大ヒットした「変な家」を原作にした、平凡な超B級ホラー映画です。原作のゾクゾク感すら、見事なまでになくなり、家の間取りに関するミステリィだったのは、それこそ、冒頭のみで、ラストは清水崇の人気シリーズ「○○村」みたいな、おどろおどろしい大展開に、なっちゃってる。原作者の雨穴さんは、こんな展開で、本当に、満足されているのだろうか???

雨宮祥太郎に佐藤二朗、川栄李奈といった芸達者を揃えているのに、とても、もったいない出来。ラストのどんでん返しも、いたって、平凡です。失敗作。「変な絵(だったっけ???)」は、もう、このスタッフでは、絶対、映画化しないでいただきたいといったって、このまま、大ヒットを更新し続ければ、しちゃうんだろうけど・・。

 

今日は、雨だったので、黄金町バザールに行くのはやめて、「変な家」へ。土日に観ようと思ったら、席がなかったので・・。

 

 

天中殺???

何か、驚くほど、体調が悪い。しかも、骨折した左手まで、何度も激痛が走って、だ、大丈夫???か、わ、私。

火曜にリハビリがあるので、その時、エリ先生に聞いてみよう。その、今回の手術をしてくれたエリ先生は、火曜のリハビリの事前診断を最後に、どこかへ転勤されてしまうそうで、主治医が変わることに・・。シェーン、カムバック・・じゃなくて、カムバック、エリーッ!!!まぁ、何度、叫んでも、戻っては来られないでしょうが・・。

ということで、昨日は、終日、悶々。朝は、前日の残り物の、コロッケ1個と、ローソンの、信玄餅入りどら焼きだったっけ、1個(なんちゅう、組み合わせだッ)、昼はカット・フルーツのリンゴしか、食べなかったので、夜は、雨も上がったので、外へ出て、片道徒歩7、8分くらい、歩いて、かつやへ。ロースカツ・メンチカツ盛り合わせ800円台で、ご飯に豚汁がつき、お新香は食べ放題なので、安い。しっかし、効果てきめんで、胃にもたれた。その帰り、だんだん、具合が悪くなってきて、体調悪かったのを、一時的に、忘れてた。マンションのロビーまで、何とか、たどり着いて、そのロビーのソファーで、動けなくなるというか、動きたくなくなる。ボーッと、20分くらい、休んで、ロビーは暖房なくて、だんだん、寒くなってきたので、エレベーターで、我が家のある××階へ。

来週は、黄金町バザールに、「戦雲」を黄金町のシネマ・ジャック&ベティで、観る予定。それから、ガザの七人の画家たち展にも、行かなくっちゃ・・ねッ。あッ、そういえば、Zoomで実施の、面倒な会議も、あったんだ。う~ん、マジ、面倒。

今日は、終日、家で、うだうだ、していよう。というか、依然として、体調悪いし・・。

 

 

メキ大の坂がきつい

昨日は、午後4時から、赤坂見附のメキシコ大使館で、メキシコ・日本アミーゴ会主催の、歴史文化講演会があり、メキシコ大使館へ。いつも、地下鉄の赤坂見附駅の、11番出口で降りれば、すぐそこの坂下の門から入って、別館内のエレベーターで、一気に、最上階まで、上れるのだが、今年からは、警備上の都合により、坂上の正面玄関からしか、入れなくなっていた。で、あの急な登り坂を、ヒイヒイいいながら、上がる。問題は帰りで、下り坂の方が、転倒しそうで、より、怖い。膝が、完全に、笑っちゃってる。まったくもって、情けない、ジジイになったもんだ。

講演会は、3回連続での、現在、大阪で開催中の「古代メキシコ」展関連のお話(東京は、昨年、東博で開催済み)。第1回目の昨日は、専修大の井上先生による、アステカ王国の歴史と、その宗教観に関するレクチャー。コロナ禍で、対面での講演会は、多分、4年ぶり。司会・進行の森さんにも、ご挨拶。お元気そうで、何よりです。

家に帰って、ネットを見たら、な、何と、イイヅカ・サトコさんが、やはり転倒で、大腿骨を骨折なさって、入院された由。その日々の病院食を、ネットにあげておられましたが、先日の、私の左腕骨折入院中の病院食も、まったく、似たようなものでしたから(笑)。

以前、大腸と胃の、それぞれの腫瘍摘出で入院した、杏雲堂病院の病院食の素晴らしさが、今となっては、忘れられません。でも、いくら、病院食がおいしくても、入院はもう、コケッコー。とはいうものの、左手の中に入っている、金属片とボルトを抜くため、いずれ、再び、入院しなくてはならないのですが・・。

 

追記 あッ、イイヅカさん、どうか、お大事に・・と書くのを、まるっと、忘れておりました。ご、ゴメン。どうか、1日も早い、ご快復を。

 

 

 

「横浜トリエンナーレ」第2&第3会場

「第8回横浜トリエンナーレ 野草:いま、ここで生きてる」の第2会場は、旧第一銀行横浜支店、第3会場は、BankART KAIKOである。共に、みなとみらい線の馬車道駅に、直結している。

実は、前者も以前、BankART1929が、拠点の1つとして利用していた場所である。閉館になった銀行の建物を再利用して、アートの拠点にしたので、「Bank」&「ART」という名称がつけられたのである。その後、横浜市に返還されたが、今も廃ビルのまま。その1階と、3階のフロアーを利用して、1階に8組、3階に3組のアーティストが出展している。横浜美術館の展示作品に比べ、より自由度がアップした、結構、楽しい展示になっている。何か、黄金町バザールのノリだなぁ・・と。

また、現在、BankART1929が使用しているBankART KAIKO会場には、4組のアーティストが出展。こちらは、横浜美術館の展示作品の延長線上の作品。

その他、両者をつなぐ馬車道駅の構内には、写真家の石内都さんの、「絹の夢」と題した写真作品が、屋外作品として展示されていて、こちらはチケットなしで、見学出来る。もっとも、パブリックアート同様、足早に素通りする人が大半で、観ている人は、少なかった。

これで、ヨコトリ本体に関しては、完全に制覇したので、次は、いよいよ、「黄金町バザール2024 世界のすべてがアートでできているわけではない」だが、ヨコトリ全体で、木曜は休館日で、金曜は所用があるので、週末か、来週以降に、持ち越し。

ヨコトリ本体に関しては、正直な感想をいえば、内容的には、イマイチだった。横浜美術館は、全面改修といっても、基本的には、障がい者への対応として、エレベーターやエスカレーター、トイレ等の整備が主だったようで、展示室自体に、あまり大きな変更は見られない。また、従来のミュージアム・ショップやカフェのスペースが、なくなってしまったのは、これはヨコトリ会期中の一時的なものなのか、どうか、少し、気がかり。近くには、いくつもの商業ビルがあり、その中にはカフェもあるので、特段困らないが、でも、やはり、美術館には、ゆっくり落ちつける場所が、あって欲しいと思う。